車種 H15年式フォードフィエスタST(2000CC、150ps)


軽い車体に固めのサス、クイックなハンドリングと活発に回るエンジンで走りの楽しいクルマです。
が、高速走行時のフラット感不足や盛大なロードノイズ、元気過ぎる排気音、もう少しカッチリした感じが
欲しいボディ剛性など、不満な点を改善したいと思うようになり、チューンチップに手を出しました。




剛性系チップの装着

  【Aピラー・BピラーにSEM(ULTIMA)、リアゲートにEGB(nano)】




前車のオペルアストラと比べて全体的なボディの剛性感(かたまり感)に不満がありましたが、これらを
装着したことによりほぼ解消しました。「しっかりとした箱」に囲まれている感じが強まり、特に高速巡航での
安心感が高まりました。

  【クロスメンバーにEGB(nano)】
  足回りの剛性感が上がり、コーナーでのロールが減少しました。特に中〜高速コーナーで実感できます。
かと言って妙な突っ張り感もなく、乗り心地面での悪影響はほとんど感じられません。 




エンジン系チップの装着

  【オイルパンにSEM(nano)、ラジエターロアーホースにウォーターライン(RS、ULTIMA各1)、
燃料パイプにフューエルライン(ULTIMA)】


  最も効果を体感できるのはウォーターラインでしょうか。装着後時間をおいてから車を走らせてみたら、回転の
滑らかさとレスポンスの向上、そしてトルクの増加にビックリ!思わず「ははは〜、なんだこりゃ〜」とひとりで
笑ってしまったのをよく覚えています。 




給排気系チップの装着

  【インテークパイプにエアーチップ(ULTIMA)、
   マフラー(サイレンサー前後)にエキゾーストチップ(ULTIMA、nano) 、
   サイレンサーにSEM(ULTIMA)】





  これらもトルクやレスポンスの向上、排気音の変化、排気ガスの清浄化など効果がはっきりとわかり、お気に
入りのチップです。私の場合、若干排気の抜けを重視したセッティングで、排気音もノーマルより静かになってい
ます。ただ、チップを増やしていくと吸気と排気のバランスを取るのにちょっと苦労しますのでご注意を。(笑)




電気系チップの装着

  【バッテリーにアーシングチップ(ULTIMA)・DIチップ、ECUにAV−T、ヒューズボックスに
DIチップ・AV−T、オルタネータにDIチップ】

  一押しはアーシングチップでしょう。(そう言えばみんカラがきっかけで大ブレイクしましたね)全域での
トルクアップのみならずCDの音質も向上します。音のひとつひとつが明確になり、これまで聞こえなかった音
も聞こえてくるかのようです。DIチップを重ね貼りすればさらに効果アップ。




足回り系チップの装着

【ダンパーにダンパーチップ(ULTIMA、nano)、ホイールにホイールチップ(ULTIMA)・エアー&ホイール(nano)】


  ULTIMA版では完全に満足できる状態には至りませんでしたが、nano版を追加装着して驚きました!!
タイヤの接地感が大きく向上し、まさに路面に吸い付くような走りが楽しめます。Rのキツい高速道路の進入路でも、
これまで出ていたアンダーステアが全く感じられません。それでいて路面からの突き上げは明らかにマイルドになり、
ロードノイズも高速走行では以前より確実に静かになっています。私はクルマで旅行に行くことが多いのですが、
ダンパーチップとエアー&ホイール(いずれもnano版)をつけてからは長距離走行がラクで本当に助かっています。
今では一番のお気に入りチップかな。さすがは大原さんの自信作、素晴らしい出来だと思います。




総合インプレ

  現時点で、チップ装着前に抱いていたクルマに対する不満はほぼ解消しつつあります。発進時のアクセルワーク
に気を遣うほどのレスポンス、うるさすぎずスポーティーな排気音、抜群のロードホールディングとしなやかで角の
とれた乗り心地。これらを同時に手に入れることが出来たのはチューンチップのおかげです。
 様々なチップをひとつ装着するたびに愛車の走り味に変化が現れ、それを自分の好みに合わせて調整する過程も
とても楽しいですね。チップがnano版になり、剛性感の中にもしなやかさが感じられるようになったのは
うれしい限りです。(「大人のチップ」、というところでしょうか。)残るBLPやパワーコアなども早く試して
みたいものです。